東京支部

2017.01.30THE HUDDLE BOWL レポート

KGファイターズの歴史を築き上げてきた選手やスタッフらが世代を超えてつながり、一緒になって「日本一」を目指す---

2017年1月21日から2日間、富士通スタジアム川崎で開催されたフラッグフットボール大会「ハドルボウル」に初参加した。大会は全国大学OB対抗戦で、35歳以上のメンバーで構成される「レギュラークラス」と45歳以上の「シニアクラス」、「一般クラス」の三つのカテゴリー別に、それぞれ開催された。

ファイターズOBチームは全国45チームが参加したレギュラークラスで2連覇を目指し、20チームが集まったシニアクラスでは準優勝に終わった前回大会の屈辱を晴らそうと、各世代が頂点を見据え一丸となった。

シニアでは、QB埜下OB、WR堀古OBのホットラインで次々と前進し、得点を重ねたものの、終盤に失速。「枚方リンクス」というチームを作って日々練習に励む関西外大に逆転を許し、初戦敗退した。「相手はちゃんと練習していた。全然なめてはなかったけどな」。埜下OBはそう悔しがった。

一方のレギュラーは初戦の成城大、準々決勝の京産大に圧勝。準決勝の相手は強豪の中央大。相手は前夜にビデオ分析をして挑んできたとあって、関学守備は弱みをつかれ、攻撃は効果的なゲインを奪えず、リードを許した。それでも最後の最後で攻守がかみ合い、逆転勝利。決勝では優勝経験ある法政大に敗れ、連覇こそならなかったが、悔しさとともに達成感も感じられた2日間だった。

特に印象深かったのは、WR畑OBやRB井岡OB、QB岡村OBらとプレーできたことだ。現役時代は上ヶ原のグラウンドで、ともに日本一を目指し汗を流した仲間だ。そんな先輩達とのプレーは、勝利した時と同じくらいの喜びがあった。さらに中学時代の憧れだったRB前島OB、伝説のWR堀古OBともユニットを結成してタッチダウンを奪ったり、二回り以上も年の離れた先輩とベンチで仲間を鼓舞したり。フィールド内外で過ごした時間は夢のようだった。

参加の意義はそれだけではない。大会は「難病と闘う子どもたちの夢をかなえる」ために、寄付を目的としたチャリティーマッチとして13年に始まり、発起人には堀古OB、実行委員長には羽尾OBが名を連ねている。現役時代はつながりの薄かった先輩、後輩たちと「KGドリームチーム」を結成。そして、勝利を目指しながら、困難に立ち向かう子どもたちにも心を寄せて、社会貢献する意義深い大会にさらに多くのフットボーラーが参加することを期待している。

<記:榊原OB(02年卒)>

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榊原OB                    全員ユニフォーム写真

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初日打ち上げ集合写真 前列シニアメンバーは初戦敗退により土下座、、

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レギュラー準優勝表彰式           レギュラー決勝 vs法政 試合前セレモニー